世界のビットコイン普及率、2030年までに10%に到達=ブロックウェアが報告

コラム

新たな報告によると、ビットコイン(BTC)の普及は自動車や電力などの過去の破壊的技術よりも急速に進む可能性があり、世界の普及率は2030年までに10%に到達する可能性が高いという。

今回の報告では、歴史上の技術普及曲線の平均と加重平均に加えて、ビットコインの普及成長率を調査することで、この予測を立てることができたという。

また、エンティティ純成長量の累積和(Cumulative Sum of Net Entities Growth)と呼ばれる測定基準とビットコインの「年複利成長率(CAGR)の予測値60%」をベースに、「世界のビットコイン普及率は2030年に10%を超えると予想する」としている。

ブロックウェアの調査部門は、ビットコイン技術採用の直接的な金銭的インセンティブ、現在のマクロ環境、また、インターネットにより普及拡大が加速することを踏まえれば、ビットコインの普及率は他の多くの破壊的技術よりも急速に飽和状態に到達すると予想している。

さらに、「消費者の観点から見れば、過去の技術には利便性や効率性に関する普及インセンティブがあった。自動車を採用すれば、馬や馬車より速く移動することができる。スマートフォンを採用すれば、固定電話ならではの場所の制約を受けずに電話をかけることができる」と説明している。

ビットコインは、インターネットやスマートフォン、ソーシャルメディアと同様に、技術が普及すればするほど得られるメリットも大きくなる「ネットワーク効果」が働く。

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